スキンケア選びの際、そう悩んだことはありませんか?
そんなあなたにおすすめなのが成分表示が読めるようになり、避けたい成分を知ること。
基本的な成分の読みかたを知ると、スキンケアを選ぶ時の強い味方になりますよ。
ぜひ使用しているスキンケア用品と手鏡を手元に用意して記事を読んでみてください。
そもそも敏感肌ってなんだろう?
敏感肌とは、皮膚のバリア機能が弱まり、刺激に弱くなる現象のことです。
ただし、皮膚科学的には「敏感肌」の明確な定義はないといわれています。
敏感肌のかたは、赤みやかゆみを感じやすく悩むことも多いですよね?
それは、皮膚のバリア機能が弱まることで肌の水分を保持できなくなり、肌が乾燥するからなんです。
では、敏感肌の定義について詳しく見ていきましょう。
また、自分が敏感肌かどうか確認できるセルフチェックを用意しました。
敏感肌の定義
敏感肌とは、皮膚を保護する要素が弱まりバリア機能が低下した状態のことです。
本来の機能が損なわれた皮膚の状態では、水分を肌内部に保つことがむずかしくなり、肌が乾燥しやすくなります。
そして、水分を保つことができなくなった肌は、アレルギー物質や細菌などの外部刺激を受けやすくなるんです。
バリア機能が低下する原因はさまざまですが、内的要因(加齢・ストレス・生活習慣)と、外的要因(紫外線・乾燥・花粉・摩擦)に分けられます。
外的要因に目がいきがちですが、日頃のストレスや生活習慣も関わってくるんですね。

敏感肌の具体的な対策について詳しく知りたいかたはこちらをチェックしてくださいね。
https://free-can-blog.com/2026/01/19/basic-skincare/
敏感肌セルフチェック
自分が敏感肌かどうか確認してみましょう。
手鏡を用意して、自分の顔を見ながらセルフチェックを読み進めてください。
当てはまった数が多いほど敏感肌の傾向があります。
敏感肌セルフチェック
- 季節の変わり目に肌トラブルを起こしやすい
- 粉が吹いたように乾燥することがある(特に頬や輪郭)
- スキンケアすると肌がひりつく、かゆみ、赤みが出ることがある
- 日中、顔がかゆくなることがある
- 日焼け止めは夏しか塗らない
- メイクを落とさずに寝ることがある
- 熱めのお湯で洗顔している
- エアコンの効いた環境にいることが多い
- 睡眠不足な日が多い
- 運動不足気味、少しの運動で疲れやすい
いくつ当てはまりましたか?
ここで注意していただきたいのは、季節によって変動があるということです。
普段は敏感肌でないかたも、季節による肌のゆらぎで一時的に敏感肌に変化する場合があります。
特に冬は乾燥するため、チェックの数が増えてもおかしくありませんよ。
敏感肌が避けたいスキンケア成分4選
敏感肌が避けたい成分を4つ厳選しました。
いま使っているスキンケアに入っていませんか?
お手元のスキンケアの成分表示を確認してみましょう。
成分1 アルコール(エタノール)

アルコール(エタノール)は、収れん、皮脂除去、清涼感、殺菌、防腐を目的に配合されています。
実はアルコール(エタノール)は、多くの化粧品に入っているんです。
しかし、すべてのアルコールが悪いというわけではなく配合率が高いと要注意です。
清涼感を出すために1%以上配合されている場合、敏感肌には刺激になることがあります。
メンズ用、夏用、ひんやり感じる、さっぱり、爽快感などが記載された製品を見たことがありますか?
そういった製品は配合率が高いため、避けることをおすすめします。
逆にそういった文言がなく、配合率が1%未満の場合は、殺菌や防腐を目的とした原料に含まれているだけのことが多いです。
そうすると刺激として感じる人は少ないんです。
ただし、成分表示に配合率は書いていません。
「どうやって見分けるの?」
そんなときは、成分表示のうしろに書かれているか確認してくださいね。
成分表示の読みかたはのちほど解説します。
成分2 ラウリル硫酸Na

ラウリル硫酸Naは、洗浄作用を目的に配合されています。
洗浄と聞いて想像がつく通り、洗顔せっけん、洗顔料、クレンジングに含まれているんです。
刺激が強い成分で配合率が高いものを使用すると、肌の角質層のバリア機能を破壊し肌荒れを招く原因となるので要注意。
洗いあがりさっぱり、毛穴、ざらつき、くすみにアプローチなどが記載された製品に多く含有している可能性があります。
製品のホームページやPR文章にそう書かれているか確認しましょう。
怖い印象のあるラウリル硫酸Naですが、CIR(独立した化粧品成分安全評価機関)の評価では「現在の化粧品使用濃度において安全とされる」と結論づけられていますので安心してくださいね。
皮膚への刺激は濃度1%未満ではほとんどなし、またはわずかとされています。
- 20年以上の使用実績
- 皮膚刺激性:濃度1%未満においてほとんどなし、わずか
- 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし
- 皮膚刺激性:濃度1%未満においてほとんどなし、わずか
出典
1.ラウリル硫酸Naの基本情報・配合目的・安全性>化粧品成分オンライン
URL:https://cosmetic-ingredients.org/surfactants-cleansing-agents/2882/
2.論文「Safety Assessment of Salix alba (Willow)-Derived Ingredients as Used in Cosmetics」
URL:https://www.cir-safety.org/sites/default/files/imports/alerts.pdf?utm_source=chatgpt.com
成分3 サリチル酸、AHA

サリチル酸、AHAは、ピーリング作用を目的に配合されています。
ピーリング作用とは、古い角質を取り除き肌のターンオーバーを正常に整える働きのことを指します。
洗顔、ジェル、ふきとり化粧水、美容液など幅広い製品に含まれているんですね。
毛穴の詰まり・黒ずみ・ざらつきの解消、くすみやごわつきの改善、つるんとしたキレイな肌などが記載された製品に含有していることが多いです。
ピーリングジェルとして販売されていることが多いですが、最近は化粧水前に塗る導入美容液(ブースター)に含まれていることがあります。
ピーリング剤だけでなく、すべてのスキンケア製品を確認しましょう。
成分4 オーガニック

オーガニックは直訳すると有機という意味で2つことを指します。
- 薬や化学肥料を使わずに有機栽培された植物成分を主原料とする
- 人や環境への配慮をコンセプトにした化粧品のこと
無添加は肌にやさしく、敏感肌向けのイメージがありますよね。
しかし、日本製のオーガニック化粧品は統一の基準がないんです。
つまり、少しでも有機成分が入っていればオーガニックと呼べます。
そのため、全成分を確認する必要がありますね。
また、世界各国でも基準が異なるのが特徴です。
イメージに左右されず、自分自身に合っているかしっかりと調べたうえで使用しましょう。
成分表示の読みかたとは?4つのポイント
避けたい成分以外にも、スキンケアには入っていなければいけない成分があることをご存じですか?
成分表示の読みかたをマスターして、自信をもってスキンケアを選んでいきましょう。
では、成分表示を読むにあたっておさえる4つのポイントを紹介します。
ポイント1 化粧品と医薬部外品の違い
「スキンケアのはなしなのに化粧品?」
そう思われたかたもいるのではないでしょうか。
「化粧品=メイクアップ」のイメージがありますが、スキンケア用品は法律上、化粧品と呼びます。
そして化粧品は、医薬品医療機器等法という法律で化粧品と医薬部外品(薬用化粧品)に分類されるんです。
大きな違いは、承認された有効成分が規定量配合されているかどうかですよ。
次から詳しく説明していきます。

化粧品とは
化粧品とは、うえの図のように化粧水、クリーム、せっけん、歯磨きなどが該当します。
スキンケアのほとんどが化粧品に分類されますね。
また、医薬品医療機器等法で以下のように定義されています。
目的は、人体の清潔、美化、魅力向上、容貌の変化、皮膚・毛髪の健康維持。
作用は、人体への作用が緩和なもの。
出典:化粧品と医薬品医療機器等法>日本化粧品工業会JCiA
URL:https://www.jcia.org/user/public/knowledge/glossary/law
医薬部外品(薬用化粧品)とは
医薬品医療機器等法で以下のように定義されています。
化粧品の効果に加えて、肌あれ・にきびを防ぐ、美白、デオドラントなどの効果を持つ「有効成分」が配合され、化粧品と医薬品の間に位置する「医薬部外品」に位置づけられている。
出典:化粧品と薬用化粧品>日本化粧品工業会JCiA
URL:https://www.jcia.org/user/public/knowledge/glossary/law
薬用化粧品は、医薬部外品として認められている化粧品のことを指します。
医薬部外品のなかに薬用化粧品という種類があるというイメージがつきましたか?
つまり、化粧品よりも医薬部外品の方が効果をうたえる有効成分が入っているため、効果が分かりやすいです。
容器や外箱に「医薬部外品」「薬用」と記載されているので、スキンケア選びの際にパッケージを確認してみましょう。
ポイント2 おもな構成成分を知る
スキンケア化粧品はおおまかに3つの成分から構成されています。
配合量が多い順に、基本成分(基剤)、品質保持成分、訴求成分です。
種類が多いため、それぞれの役割と具体的な成分名をRPG風に紹介していこうと思います。
肌を守るための冒険を始めるつもりで読み進めてくださいね。
基本成分(基剤)
基本成分とは、化粧品の骨格を作る成分のことを指します。
どの化粧品にも必ず含まれている成分で5割以上を占めるんですよ。
つまり、冒険を進めるにあたって、いると心強いメンバーです。
具体的に含まれている成分は4つです。
- 油性成分(ワセリン、スクワラン、ステアリン酸、トリエチルヘキサノインなど)
- 水(水、精製水、温泉水、海水、シラカンバ樹液など)
- 水溶性成分(BG、グリセリン、ソルビトール)
- 界面活性剤
出典:化粧品用基剤(ベース成分)の解説と成分一覧>化粧品成分オンライン
URL:https://cosmetic-ingredients.org/base/
4つの成分はRPGに例えるとバランスがよく、1つもかけてはいけない成分なんです。
- 油性成分:鉄壁の守備ナイト(肌の水分蒸発を防ぎ皮膚を保護する)
- 水:魔法使い(さまざまな成分を溶かす)
- 水溶性成分:癒やしのヒーラー(保湿剤として使われ、肌の水分量を補い保持する)
- 界面活性剤:知識で人をまとめる賢者(上記3つを混ぜ合わせるのに必要)

「勇者がいない」
と思ったそこのあなた、キャラクターはまだまだ登場しますよ。
品質保持成分
品質保持成分は、製品の安全性や品質を保つための成分のことを指します。
製品の基礎となる縁の下の力持ち、僧侶のような存在です。

- 酸化防止剤(酸化を防ぐ、遅らせる)
- 防腐剤(製品が腐敗させないため)
- pH調整材、pH緩衝材
(pHが変動すると効果を発揮しなくなるため) - 増粘剤(粘度を増加させ安定させる)
- 金属イオン封鎖剤(キレート剤)
(酸化防止のため、自らが金属イオンと反応する)
製品の効果や色、テクスチャなどを保つために入っている成分です。
使い始めてから3カ月後も変わらない品質で使い続けられるのは、品質保持成分が入っているおかげなんですね。
どの製品にも入っていることが多いので、お手持ちのスキンケアを確認してみてください。
訴求成分
訴求成分は、肌の悩みに対して化粧品の効能・効果を発揮する原料のことを指します。
どんな製品にしたいかによって入れる成分を変えられます。
これまでの中で唯一、入れるか入れないか自由に選べる成分なんです。
敵やダンジョンによって特性を変えて挑む、特化型の勇者のような存在ですね。

- ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド(保湿)
- 植物エキス(保湿、肌荒れ防止)
- ビタミン類(ビタミンC、ビタミンA)
- ナイアシンアミド(シワ改善、美白)
- レチノール(シワ改善、くすみ)
わたしは冬の乾燥が大敵なので、保湿特化型のヒアルロン酸とセラミド全振りのパーティーを組んでいます。
おすすめクリームはこちら。
5本以上リピートしていて、2023年販売から使い続けています。

おすすめポイント
- 高保湿で朝までしっとり
- フローラル&フルーティーの香りで癒やされる
- ガラスタイプ→チューブタイプにリニューアルで使いやすい!
- 保湿成分のセラミド、スクワラン配合
SAM’U PHセンシティブクリーム
60ml 3,300円
URL:https://www.cosme.net/variations/1163545/
季節や肌の調子に合わせて勇者をカスタムして肌を守りましょう。
ポイント3 配合量が多い順に記載されている
成分表示の順番は、配合量が多いものから順に記載されています。
化粧水を例として、次の成分表示を見ながら確認しましょう。
水、BG、グリセリン、メチルパラベン、安息香酸Na、クエン酸Na、セルロースガム、クエン酸、アラントイン、ヒアルロン酸Na、リンゴ酸、サリチル酸、乳酸、香料、赤227、黄4
テクスチャで分かるように水とベース成分で7~8割を占めます。
それ以外が美容成分、防腐剤、香料となることが多いですよ。
- 水(精製水) 7~8割
- ベース成分(グリセリン、BG、増粘剤)
- 美容成分(ヒアルロン酸、セラミド、ビタミンC、ナイアシンアミド、アラントイン)
- 香料、着色剤(赤227、黄4など)
ポイント4 1%以下は順不同で記載できる
配合率が1%以下の成分は順不同で表示できます。
しかし、配合率は書いていないんです。
そのため目安となる成分を知っておくと、それ以降は1%以下なので順不同と判断できますよ。
- ヒアルロン酸系
- コラーゲン系
- 植物エキス系
水、BG、グリセリン、メチルパラベン、安息香酸Na、クエン酸Na、セルロースガム、クエン酸、アラントイン、ヒアルロン酸Na、リンゴ酸、サリチル酸、乳酸、香料、赤227、黄4
この成分表示だと、ヒアルロン酸Na以降が1%以下とわかりますね。
1%以下のなかでも訴求成分(化粧品の効能、効果を発揮する原料)がさきに記載されていることが多いです。
スキンケアの選びかた
避けたい成分と成分表示の読みかたが分かりましたか?
さいごに、敏感肌におすすめのスキンケアの選びかたをご紹介します。
無添加、低刺激を選ぶ
刺激の強い成分を避けるだけでなく、無添加、低刺激とパッケージに記載のあるものを選ぶことです。
特に、無印良品のスキンケアは肌悩みに合わせた製品がそろっていて、はじめて買う人にもわかりやすいですよ。

無印良品/敏感肌用シリーズ/スキンケア
敏感肌用お試しセットしっとり/20mL×3本/990円
価格も手に取りやすいので、試してみてはいかがでしょうか。
お試し用の小サイズも売っているため、肌に合うかを確認してから使ってくださいね。
わたしも敏感肌用乳液しっとりを使っています。
シンプルな成分でほかのスキンケアを邪魔しにくいため、肌を休めたいときに使っています。
肌に合わない場合、すぐに中止して皮膚科を受診する
次のようなことが起きた場合、すぐに使用を中止してください。
- 赤みがでてきた
- かゆい
- 腫れる
- ぶつぶつができる
- 痛みがある(チクチク程度でも)
化粧品の注意書きに必ず書いてある「お肌に合わない場合はすぐに使用を中止し、医療機関に相談してください」をしっかり守りましょう。
重症化する前に皮膚科を受診してください。
そういったかたはいませんか?
その場合はいちど使用を中止し、肌の調子がよくなってからもう一度使用してみてください。
それでも合わないと感じた場合は、無理に使用せずスキンケアの使用を中止しましょう。
原因はさまざまですが、空気の乾燥、体調の変化(ダイエット、寝不足)、ホルモンバランスの変化、年齢などがあります。
肌のバリア機能が低下し、いままで合っていたスキンケアが合わないと感じることがありますよ。
まとめ
いかがでしたか?
敏感肌は生まれつきの体質だけでなく、環境や年齢、生活習慣によっても左右されます。
お手持ちのスキンケアに避けたい成分4つが入っているか、確認できましたか?
- アルコール(エタノール)
- ラウリル硫酸Na
- サリチル酸、AHA
- オーガニック
合わないと感じたらすぐに使用を中止し、スキンケアを見直すことが必要です。
敏感肌は弱い肌ではなく、「繊細で刺激に対する反応が早い肌」です。
医療機関も活用しながら、健やかな肌を維持していきましょう!



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